【体験談】酒さ(しゅさ)で悩んだ私の記録とケア方法|時間はかかるけど必ず良くなる
私が酒さに気づいたきっかけ
2023年の夏ごろ、急に額・こめかみ・鼻まわりに赤い小さな吹き出物が出るようになりました。
普段ニキビも吹き出物もあまりできない私にとって「なんだか調子が悪いな、ただの肌荒れかな」くらいにしか思っていなかったのですが、なかなか治らない吹き出物たちとお風呂上りにやたらと顔が赤くなっているような気がして、それが日に日に気のせいじゃないことを感じていきました。
2024年のお正月休みの頃には、だんだん吹き出物も増え、お肌のざらつきが気になりはじめました。余計な角質や老廃物が溜まっているのかなと、私は安易に取り除くことを考え、ネットで泥パックを購入。これが「酒さ」を悪化させるとも知らず2,3日続けた結果。赤いぶつぶつが顔中に広がり、顔全体が真っ赤っかになってしまったのです。
そのとき鏡に映る自分の真っ赤な顔とぶつぶつが顔中に広がった肌状態を見たときのショックと不安は、今でも忘れられません。
治療を始めてからの経過
あまりの異常な赤みやぶつぶつに、これはもう自分では対処できないことを感じ、ついに皮膚科を受診、その時はじめて「酒さ(しゅさ)」と診断されました。
なかなか聞き慣れない「酒さ」という言葉に、「これは赤ら顔ってことですか?」「すぐに効くお薬はありますか?」「なぜこんなぶつぶつが顔中に出るんですか?」「原因は泥パックですか?」など、次から次へと質問しました。
皮膚科の先生からは「赤ら顔も酒さの一つであり、このぶつぶつは酒さの症状の一つで丘疹というもの」、「原因は不明」、「特効薬もない」、「肌が不安定になっているのに泥パックをしたことで刺激となって悪化したのだろう」「しばらくはこの病気と付き合っていかなければいけない」と説明されました。
現在のところ「酒さ」に対して原因はわかっておらずそのため特効薬もなく、症状に効果が見られる程度のお薬を長期間使って治療していくしかないと聞き、すぐに治らないことや、この真っ赤な顔とぶつぶつにしばらく付き合っていかなければいけない現実に、本当にショックでショックで不安でしかありませんでした。
私が処方されたのは ロゼックスゲルという塗り薬でした。
丘疹(ぶつぶつ)に効果があると言われている外用薬でしばらく朝晩塗るよう言われました。ただ、塗り始めてすぐに改善するわけではなく、むしろ「本当に効いているの?」と思うくらい最初の1,2か月は何の変化も感じませんでした。治療と同時にスキンケアもシンプルで低刺激なものにするよう先生から言われたので「守りのケア」にチェンジ。コロナのマスク生活も明けてみんながマスクをしなくなった頃でしたが、ぶつぶつの真っ赤な顔を隠すため一人マスク生活を続けました。
治療を始めてから1年がたつ頃には、だんだんぶつぶつも減り、赤みも引いてお肌のざらつきも気にならなくなってきました。周りの人からも「だいぶ治ったね」と言われるほど見た目も元の状態に近づいてきたのを感じていましたが、何か刺激を感じるとかゆみと一緒にまたぶつぶつが出て、治ったり引いたりの繰り返しを続けているような状態でした。
「酒さ」を発症してから現在2年くらいたちますが、ほとんどぶつぶつも赤みもなくなり、お肌も安定してきましたが、それでもまだ鼻周りを中心に小さいぶつぶつがくすぶっています。
「酒さ」は長い時間向き合わなければいけない皮膚疾患であり、治療途中は鏡を見るのがつらい時期もありましたが、治ると信じて治療を続けた結果、完治はしてないもののだいぶ改善することはできました。
酒さ(しゅさ)とは?
酒さとは、顔に赤みやほてりが生じる慢性的な炎症性皮膚疾患です。
「赤ら顔」と呼ばれることもあり、原因はまだはっきり解明されていません。

主な症状
- 鼻や頬、あご、額に赤みが出る
- 周囲の皮膚と比べて赤みが強い
- ニキビに似たぶつぶつができるが、ニキビとは異なる
酒さのタイプ
- 紅斑毛細血管拡張型:顔全体が赤くなり、毛細血管の拡張が見られる
- 丘疹膿疱型:赤い盛り上がりや膿を伴うぶつぶつが出る
- 鼻瘤:鼻を中心に腫れやこぶのような変化が起こる
ちなみに私は丘疹膿疱型でした。見た目は膿のあるニキビのような感じでただのニキビと見分けるのは難しいです。
治療法とスキンケア
酒さの治療には、以下の3つが基本になります。
- 悪化因子の除去(紫外線・アルコール・刺激の強いスキンケアなど)
- 正しいスキンケア(低刺激・保湿重視)
- 医学的治療(外用薬・内服・レーザーなど)
よく使われる治療薬
- ロゼックスゲル(メトロニダゾール):炎症やぶつぶつに効果あり
- イベルメクチンクリーム:海外で広く使用されている
- アゼライン酸:赤みや炎症を抑える
※私の場合はロゼックスゲルで少しずつ改善しましたが、合う薬は人によって違います。
内服薬など症状によってお薬も変わってくるので、必ず皮膚科で相談することをおすすめします。
私が酒さの時期に使っていた化粧品
肌が敏感になっている時期は、とにかく低刺激でシンプルなケアが大切です。
私が実際に使っていた化粧品は以下の通りです。
「リッツ モイストN ローション【敏感肌用】190ml」
・浸透型CICAを“モイストシリーズ最高濃度”で配合していて、
肌荒れ・乾燥・ベタつき・毛穴の目立ちなど、“ゆらぎ肌”の原因
になりやすい複数の要素にアプローチ。
・敏感肌用に設計された低刺激処方の化粧水で、無香料、アルコール、着色料、
鉱物油、パラベン、合成香料 “5つのフリー”。
・190mlと量もたっぷり入っていて(だいたいの化粧水は120mlとかが多いと思う)
バシャバシャと使えてコスパも非常にいい!
「dプログラム モイストケアローションEX 【医薬部外品】125ml」
・繰り返しがちな乾燥・肌荒れを防ぐ薬用化粧水で、肌あれ防止有効成分
「グリチルリチン酸ジカリウム」配合。
・どんなお肌状態でも安心して使える私のお守りアイテムです。
・少しとろみがあって、しっとりするのにすぐ浸透してべたつかない。私は、
お風呂上りすぐに「リッツモイストNローション」を使い、そのあと追い化粧水
として使用していました。
「d プログラム モイストケア エマルジョン EX【医薬部外品】100ml」
・深いうるおい”を長時間持続させることを目指した処方で、トラネキサム酸、
グリチルリチン酸ジカリウム 配合の薬用乳液。
・刺激もなくお肌を柔らかく落ち着かせてくれる私のお守りアイテム。
・この乳液を塗った上から、皮膚科で処方されたロゼックスゲルを使用していました。
酒さや赤みぶつぶつがひどい肌の時って、「新しいスキンケアを使うのが怖い…」と感じる方が多いと思います。
そんな時こそ、dプログラムの「モイストケア」シリーズのトライアルセットがおすすめです。
少量サイズで肌との相性を確認しながら試せるので、刺激を感じやすい時期でも安心して使いやすいですよ。
私自身も、酒さがひどい時のスキンケアは“刺激の少なさ”と“信頼できるブランド”が本当に大切だと感じているので、まずはお試しサイズからゆっくり始めてみてくださいね◎
👉 ポイントは「攻めのケアではなく守りのケア」。
美白成分やピーリング成分など刺激になりやすいものは避け、美容液などの与えるケアも一時お休みして、保湿とバリア機能を守ることを最優先にしました。
悩んでいる方へ伝えたいこと
酒さは治療すればすぐ治る病気ではなく、良くなるまでに時間がかかることがほとんどです。
私も焦って色々試した結果、逆に悪化してしまった経験があります。(そのたびに皮膚科の先生に怒られました)
でも、正しい治療と守るスキンケアを続ければ、必ず改善していきます。
「時間がかかっても大丈夫、良くなるんだ」と信じて、無理をせず続けてほしいです。
私と同じように不安でつらくて胸がいっぱいの方たちに伝えたいです。
まとめ
- 酒さは慢性的な炎症性皮膚疾患で、赤みやぶつぶつが特徴
- 改善には時間がかかるが、正しい治療で良くなる
- 低刺激・シンプルなスキンケアが大切
- 焦らず、安心してケアを続けることが一番の近道
肌のトラブルに悩んでいる方の不安が、少しでも和らげば嬉しいです🌸


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